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製造業は本当に稼げる?小売・接客との年収差を公的データで比較してみた

電卓とデスク(給与計算のイメージ) お金・給料

「工場は稼げるってよく聞くけど、本当?接客から転職して、実際どれくらい変わるのか知りたい!」

ざっくり言うと、業種平均のデータでは製造業の給与は小売・飲食を大きく上回っています。

ただし「工場に行けば誰でも稼げる」という話でもないので、数字の中身を正しく見る必要があるんですよね。

  • 製造業と小売・飲食の平均年収の差はいくら?
  • 実際に転職した人の給料はどう変わった?
  • 稼げる工場と稼ぎにくい工場の違いは?

など、お金まわりで気になることは多いはず。

そこで今回は、『製造業は本当に稼げるのか』というテーマを、公的データと元接客の私自身の体験の両方から検証していきます。

数字はすべて出典付きで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

結論:平均年収では製造業が小売より約146万円高い

結論からいうと、国の統計では製造業の平均給与は小売業より約146万円高くなっています。

  • 業種別の平均給与・賞与データ
  • 差がつく最大の理由は「賞与」

業種別の平均給与・賞与データ

国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」による、業種別の平均給与(年間)は次のとおりです。

業種平均給与(年)うち平均賞与(年)
製造業533万円103万円
卸売業・小売業387万円54万円
宿泊業・飲食サービス業268万円16万円
全業種平均460万円71万円

製造業は小売業より約146万円、宿泊・飲食より約265万円、平均給与が高いという結果です。

もちろんこれは業種全体の平均で、企業規模・地域・雇用形態によって大きく変わります。

差がつく最大の理由は「賞与」

表をよく見ると、月給以上に賞与の差が大きいことが分かります。

製造業の平均賞与103万円に対し、小売は54万円、飲食は16万円です。

ただし、ここは雇用形態で大きく変わります。私自身は製造派遣なので、月収1カ月分が年2回出るような賞与はもらっていません。

だからこそ、正社員なら賞与実績、派遣なら時給・残業代・手当込みの月収を分けて見ることが大事です。

【体験談】接客→製造派遣で私の給料はこう変わった

平均データだけでは実感がわかないと思うので、私個人の数字も公開します。

  • 手取り18万円→23万円のリアル
  • 給料以外で効く「手当」と「寮」

手取り18万円→23万円のリアル

私の場合、正社員ではなく派遣社員として製造業に入り、手取りは月18万円から23万円に増えました。

月5万円の差は、年間で60万円。賞与はもらっていませんが、毎月の固定収入が増えたことは生活の余裕に直結しました。

正直、転職前は「未経験だから給料は下がるかも」と覚悟していたので、これは嬉しい誤算でした。

ただし繰り返しますが、これは私の職場の一例で、上がり幅は会社によって違います。※職場によります

給料以外で効く「手当」と「寮」

製造業には、基本給以外にお金が積み上がる仕組みが多くあります。

  • 夜勤手当・交代勤務手当
  • 皆勤手当
  • 入社祝い金(求人による)
  • 資格手当(フォークリフトなど)
  • 寮費無料・補助(固定費を大きく圧縮できる)

特に寮は、家賃という最大の固定費を減らせるので、手取り以上に貯金ペースが変わります。

私は寮には入っていませんが、「寮費無料・食費込みで数万円」という話は現場でもよく聞きますよ。

注意:「工場なら誰でも稼げる」わけではない

ここまで良い話が続いたので、あえて水を差します。

  • 平均値を見るときの注意点
  • 稼げる工場・稼ぎにくい工場の違い

平均値を見るときの注意点

製造業の平均533万円には、大手メーカーの高給与層や技術職も含まれています。

未経験で現場職に入った初年度から、平均額をもらえるわけではありません。

それでも「業界全体として給与水準が高めで、正社員では賞与が年収差になりやすい」という傾向は、転職先選びの土台になる事実です。

数字は「保証」ではなく「傾向」として使うのが正しい読み方ですよ!

稼げる工場・稼ぎにくい工場の違い

同じ未経験スタートでも、給与水準は条件によって差が出ます。

  • 交代勤務(夜勤あり)は手当のぶん月収が高くなりやすい
  • 自動車・半導体など大手メーカー系の現場は待遇が高めの傾向
  • 賞与の有無と支給実績(何カ月分か)で年収が大きく変わる
  • 日勤のみ・軽作業中心は、体はラクだが給与は控えめの傾向

「稼ぎ」と「体のラクさ」はある程度トレードオフです。

生活リズムを守りたい人は、日勤のみの派遣で月収を安定させるのか、賞与のある正社員を目指すのかを分けて考えるのが現実的です。

稼げる工場の探し方

では、条件の良い工場はどう探せばいいのでしょうか?

  • 求人票で見るべき3つの数字
  • ひとりで探すか、相談して探すか

求人票で見るべき3つの数字

求人票では、次の3つの数字を必ず確認してください。

  1. 基本給(月収例ではなく):賞与や残業代の計算の土台になる
  2. 月収例の内訳:残業・夜勤手当が何時間分含まれているか
  3. 賞与の支給実績:「賞与あり」だけでなく年何カ月分か

この3つを見るだけで、「見かけの月収が高いだけの求人」をかなり見分けられます。

ひとりで探すか、相談して探すか

自分のペースで探したい人は、求人サイトで条件を絞り込むのが手軽です。

サイトの使い分けは工場求人サイトおすすめ比較にまとめています。

「派遣ではなく賞与のある正社員を目指したい」と決めているなら、正社員向けのエージェントに相談するほうが早いです。

書類選考なしで正社員求人を紹介してくれるサービスもあるので、工場転職エージェント3選の比較記事もあわせてどうぞ。

まとめ

今回は、製造業は本当に稼げるのかを、公的データと体験談で検証しました。

  • 平均給与は製造業533万円 vs 小売387万円 vs 飲食268万円(国税庁 令和5年分)
  • 差の主因は賞与(製造103万円 vs 小売54万円 vs 飲食16万円)
  • 私自身は製造派遣で手取り月18万円→23万円に変わった。ただし賞与はもらっていない(※職場による)
  • ただし平均は保証ではない。基本給・月収例の内訳・賞与実績の3つで求人を見極める

「接客より稼げる可能性が高い」ことはデータが示していますが、最後は求人の選び方しだいです。

工場転職の全体像は未経験から工場で働き始める完全ガイドから確認してみてください!

出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」(2024年9月公表)。数値は業種平均であり、企業規模・地域・雇用形態により異なります。体験談は筆者個人の一例です。

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